10月23日(木)  天気   クイーンズヒル













 浜松郊外、高級住宅街、半田山のクイーンズヒルでセレブの食事会が行われた。みたいだ。半田山には浜松医大が開校、それ以来高級住宅地化し、東京麻布、大阪芦屋、名古屋大須と並ぶ、ひとつのステータスが生まれつつある。かな?住んでいる場所がちょっとだけ半田山とは離れてはいるが、半田山セレブに近づきたいスマッシュセレブたちはクイーンズヒルに集まったのだ。クイーンズヒルはお食事が出来る他、結婚式場にもなっているみたいだ。今となってはソーゾー出来ないが、あの初々しく美しかった自分の”花嫁姿の思い出”にもふけりたかったかも。颯爽としたジャージ姿で艶やかにコート内を動き回るセレブたちも、盛装姿になると一層の気品さと、立ち舞いの華やかさが際立って見えただろう。
 セレブたちの会話はいつも弾んでいる。弾んだのは会話ばかりでなかった。セレブたちは箸使いに慣れている。ナイフとフォークも器用に使う。が、ちょっとした間違いが。
 「あっ、私のおフランスパンがぁ〜」 パンを食べるのではなく、パンに肘鉄を食らわしてしまったのだ。隣の席の下まで飛んでしまった。他のセレブたちはナイフとフォークに悪戦苦闘で全く気づいていない。
 「あややや・・・」 頭をかきかき立ち上がる。何事かとセレブたちはひぃちゃんに注目する。 「ごきげんよお〜」
 「今度の忘年会のアトラクション”武富士ダンス”にしたらどうかしら?」
スタイルも体のキレもダンサーズに負けてはいないが、セレブたちが踊るには、床が華奢すぎる。やっぱり、とても無謀なことである。
 「そういえば、最近の子達は高い利率なのに簡単に借りちゃうのかしら?」
 「いつも流されているコマーシャルも影響してるわねぇ。きっと。」
優雅で裕福な暮らしをしているセレブたちには理解できないのだ。
 現代人は、マスコミやコマーシャルに弱い。日常普段に、大々的に、一方的で意図的な情報を流され続けているのだ。知らず知らずのうちにその考え方に染まっていく。”井の中の蛙”状態に置かされてしまうのだ。そんな状態にあっては、井戸の外の世界に気付かない。しかも”半嘘”は大きければ大きいほど判らないのだ。社会、世の中の事柄、事象を見据えることも必要だろう。人間は二歩足で立ち、考えることが出来るのだ。
 「そういえば山奥婦人、そろそろご主人転勤じゃあないの?」
 「ご主人に単身赴任にしてもらったら」 結束が強く、離れが辛いセレブが追い討ちをかける。
 「そうねぇ、いっそのこと、ご主人とミワチャンは赴任地へ、山奥婦人が単身赴バドしたら?」
無責任なセレブは必要に迫る。だがそれだけは止めたほうがいいだろう。可愛いミワチャンに会いに行った時、新しいお母さんがいるかも知れないのだ。バドどころではない。
 美食なセレブたちはお品書き最下段、1800円で全てを賄った。クイーンズヒルはリーズナブルだ。
11月29日(土)      遊心蔵 & かるど
11月2日(日) 天気    花の舞
 「会費1000円だからね。それと”たこまん”の”あまから団子”、それと引佐の”大あんまき”、”大油揚げ”、持ってきて!!」
最古参女子部員たちの脅しに新入部員カトちゃんはびびる。
 花の舞の蔵出しが行われた。毎年行われている。勿論無料開放である。スマッシュからも年々参加者が増え、今年は9名の部員が参加した。そればかりでないかった。無類の酒好き妊婦トントンのお目付け役としてお在所の父さん母さん、お舅さん、お姑さんが同行していたのだ。トントンが目の前の酒の誘惑に耐えられるわけがない。心配でならないのだ。
 「うまか〜!こげんこつ球磨焼酎うまかとよ。たまらんばい〜」 肥後モッコス、チーちゃんは日本酒が苦手だ。お国訛りもおかしくなってる。
 「おいおい、今日は焼酎は拙いぜ」 なんて言いながらマー君は自前のビールを手放さない。
まったくなんて人たちだ。花の舞は太っ腹である。何のお咎めもない。
同時に静岡で行われている大道芸大会のむこうをはり、虚無僧、チンドン屋さんも参加していた。年々参加者が増え、多彩になっている。
 「あれっ、うちの母ちゃんどこ行っただぁ〜」
マー君父さんは奥さんを探している。近くに母さんがいないと落ち着かないのだ。でも案ずるには及ばなかった。遠くの席で気のいいおじさんたちと、とても仲良く談笑していたのだ。明るく、艶やかな母さんはしっかり話題を独占し、仕切り、輪の真ん中にいた。
 トントンご両親もお酒が好きみたいだ。トントンが心配じゃあなかったんだなぁ。
 「大変、お家に帰らんと」 家事を途中にしてきた母さんが心配顔になっている。
 「まだ6杯しか飲んでないのにぃ。父さん、何杯飲んだぁ? えっ!まだ8杯。キリが悪いわねぇ。もう2杯いっときなさい」
お酒が好きなトントン母はトントンを軽く凌ぐ”酒豪”との噂だ。
 「トントン何飲んでんの?」
妊婦には酒もタバコも飲ませない。もっぱら甘酒を飲んでいる。つわりどころか甘酒ゲップ連発!!たぶんお酒の好きな赤ちゃんに違いない。もう酒粕甘酒で鍛えられてるんだから。

何がなんだかようわからん。だって”花の舞”行ってないんだもん。みんな、いい思いしたのに感想聞いてもな〜んにも覚えてないし(><;

 
 我々からすると、伊豆松崎が”海”の孤島なら、佐久間は立派な陸の孤島である。その孤島にスマッシュの仲間がいる。山奥夫妻だ。山奥婦人は、以前は浜北で働く浜松セレブであったが、ヒロpaの魅力、強力(ごうりき)で地の果てに落ちた。空気はきれいだ。普段からイノシシ、カモシカ、野ウサギ、山鳥と仲良く遊んでいる。デズニーランドよりも近くで、安上がりで、ずっと楽しめる。たまに、街に来ても、動物の姿を見ないと気が落ち着かなくなっている。生活習慣だ。今回、夫妻でスマッシュ忘年会の幹事に任命されていた。
 「えー、今日のジャンケンは、私が生け捕りにし、狸汁にした抜け殻、タヌキの縫い包みを着てもらいます。心配しないで。サルの縫い包みもあります。」 誰も心配なんかしていない。「アフロもありますから。」 トドメが。山奥婦人は用意周到だ。
 スマッシュ部員は”宴会”の言葉を聞いただけで、とたんにテンションが高くなる。始まるや否や、酔ってもないのに魅入られたように立ち上がり、身に着ける。こうして忘年会が始まった。
 部長はさすがだ。今日はたな卸しだ、かなり遅くなりそうだ、とか言っていたが、きちんと時間には間に合わせた。気合が違う。朝早くから仕事をし始め、予定時間内に終わらせてしまった。無事乾杯の音頭も済ませた。あとの出社が心配だ。
 遊心蔵は飲み放題だった。ビールが美味い。メインの料理は”お刺身”だ。お刺身の内容も違う。馬刺し、鹿刺し、砂肝など等、座卓の中央に大皿で乗せてある。海老のすり身料理も美味かった。なんかようわからんが、芋汁やらトロロ団子など山菜料理も豊富だった。
 人数も多いといろんなことがおきる。      「おーい。そこの鍋取って。」 
 遠くの席では美味しそうな鍋餃子をほお張っている部員を見た”餃子大好き”部長は、なんとしても食べたかったのだ。鍋が転々とまわされてくる。
 「おいおい、何だったんだ?これぇ」 運ばれてきた焼き餃子はあちこち箸でつつかれ、中身だけなくなり、なんとも得体の知れない代物になっている。 「あのハム美味しそうだわねぇ。」 隅っこにいたお騒がせセレブ達は、気が気でない。大盛りだった超美味、地元産の豚ハム皿が届いたときには、ボロボロになっていた。最後の片切れを半ぶっこにしていた。つつましい。運ばれてくる料理から席の遠い部員は悲劇である。もっぱら飲むしかない。9時まで時間いっぱい飲めるだけ飲んでいた。
 二次会はかるどで行った。徐々に部員は集まり、前にいたお客を追い出してしまった。でもまだ席は足りない。緊急に用意された席、立ち席で閉店時間を超え、談笑にふけった。
 「あ〜あよかった。かるどのラーメン食べられて」 前の飲み会で、どうしても食べたかったかるどのラーメンを手に入れた酒木さんは幸せ顔。
「ちょっと迎えに来てぇ〜!」 二次会まで参加したひぃちゃんが、お迎えコールをする。だんな様が、ものの2分でやってきた。愛されているんだなあ。  V(・・)V
 
12月19日(金)     浜北市民体育館
 「さぶ〜っ!」
全国的に寒波が訪れた。この地方は温暖で、過ごしやすい県だといわれている。今まで暖かかったぶん身にこたえる。北海道で4年間過ごしたタッキーは、寒さには充分慣れているわけだが、それでも県西部の風、”遠州のからっ風”は堪えがたいみたいだ。今日の練習は、いつもに比べ人数が少なかった。不心得なものは捻挫だ、腰痛だ、なんて理由をつけ何とか練習をサボることを考えていた。とほほ。人数が少ないと寂しいが、その分充分練習が出来る。
 ある体育館関係者に、市民体育館の存続にかかわることを聞いた。体育館が老朽化し、利用状況によっては解体、そうでなければ、補修しようとしているみたいだ。それで、内々に利用状況を調べているようだ。以前にもスポ振課の職員が「もうこの体育館は補修をせずに、このまま使い、解体に向かう」とのことを言っているのを思い出した。国や市町村が審議やら、実情を調べるなんて時にはすでに結論が決まっていることも多い。解体となると、クラブにとっては一大事だ。毎週金曜日、ここを利用できるので、他市町村のお世話にならなくても練習が出来ているのだ。利用できないとなると、いきなり路頭に迷う。この体育館を利用している団体は、あぶれてグリンアリナや、学校体育館に向かう。体育施設の奪い合いが始まるのかもしれない。グリーンサブアリーナは市民体育館の半分の大きさで、通例1団体しか使えない。市民体育館を利用している、2団体はメインアリーナを、高い使用料を払い、利用するしかない。メインアリーナは、どの団体でも毎週使うには負担が大きくなる。コートテープを張らなければならないのだ。
困るのは我々ばかりでない。隣でバスケットの練習をしている団体は、少年少女が多く、「グリンアリナまで遠く、料金も高く、とても使えない」と責任者の方が言っていた。以前、市民体育館が利用できなければ、クラブ自体を解散するようなことも言っていた。グリンアリナは、「この設計については周辺の自然・景観と調和した素晴らしい設計だと、多くの方々から好評を得ています。」といわれているらしいが、辺地にあるため、少年少女達が通うにはあまりにも便が悪い。
 
市民体育館も、是非とも利用状況を調べるまでもなく、補修して、存続できるのであれば、存続の方向で進めて欲しい。 新しい体育館が出来たおかげで気軽にスポーツが出来なくなってしまうかも。   「んっ!?」 
12月26日(金)      浜北市民体育館
 「う〜ん!こんなんだったかしら?」 酒木さんは握手に悩んでいた。
 恒例の年末部内団体戦を行った。この一年間各部員、身に付けたバド技量と、力を示す日だ。早めに集合ということであったが、年末の忙しさで、時間通りには始まらない。が、企画部はがんばっていた。すでに部会でチーム分けをしていたのだ。ことはスムースに進んでいく。人数が集まるとネット越しに、挨拶の握手をする。参加人数も少なかったため、みんな、時間まで休憩なしで試合やら、審判やら動き回っていた。結果はBチームが10勝6敗で勝利を収めた。ヨーイドンで、勝ちチームは館内の端っこから、館内入り口まで賞品を駆け足で取りに行く。すざましい速さだ。遅れをとってはならないのだ。スマッシュ部員は常に前を目指している。負けたチームも気が気ではない。勝ちチームは充分品定めをし、輝いた笑顔で帰ってくる。きれいな包装紙に包まれたもの、大きな包みに包まれたものは、いち早くなくなる。負けチームは焦る。試合での反省も真剣になる。負けチームが賞品を取りに行ったときには、どんなに心がこもっていたものでも、色は失せていた。
 今年はクラブ会計が裕福だったみたいだ。乗りがいい、気のいい仲間が増えていたのだ。勘定奉行より、クラブからだ、といって、年末プレゼントが出た。数多くの駄菓子だった。裕福さも ”ちょこっとだけ” みたいだ。駄菓子なら勝ち負け関係なく分けられる。     ・・・ということは無かった。駄菓子の内容が問題だった。人気の駄菓子、そうでないものがあったのだ。輪になった衆目の中、人数分に分けられる。またここで醜いジャンケンが始まる。試合以上に熱がこもる。ただ一人参加していた、ビジターキュウノ〜さんも浅ましい光景に身を引いていた。
 「では皆さん、いいお年を!!」 これで年の瀬の慌しいさの中での行事も終わり、足早に帰宅していく。
寒い体育館の中、ただ一人試合に参加できず、見学していたトントンちゃん!お疲れ様でした。いつかまた一緒にコートに立とうね!!
 浜北交流団体戦は3月21日にグリンアリナで行われる。スマッシュ部員は主催する団体戦に目を向けている。挨拶の握手の仕方まで気にかけているのだ。相手チームメンバー全員とフェアプレーの握手をしなければならない。そればかりではない。浜松地方ではイケ面バドラーが増えている。イケ面に期待をかける、悩めるセレブ酒木は燃えていた。ああだこうだで策を練りまわしていたのだ。・・・が、対戦相手がイケ面とは限らない。とほほ。交流団体戦の準備は着々と進んでいる。
12月28日(日)       紅虎餃子房
 「あ〜っ、いたいた」
酒木さんは浜松で行事があるときには電車を利用している。勿論他の部員たちも電車を利用するが酒木さんは僻地に住んでいるため、いつもみんなの出迎えを受ける。笑顔を絶やさない。普段おしとやかだが、仲間を迎えるため座席の真ん中にどっかりと座り、後でやってくる皆が座れるよう気を使っている。長いクラブ歴の酒木さんのこの気配りでこのクラブも持っている。酒木さんは25歳。クラブ長老の一人である。
 浜松バド有志による忘年会が昨年に続き行われた。浜松を代表するバドラーが50名近く集った。スマッシュからは8名参加した。会場に着くと、直ぐにりかぴょんが来場者の参加費を集める。モーリーは会場を仕切っている。実力はともあれ、スマッシュクラブ員はみんなどこにいっても積極的に動いている。スマッシュ部員はクラブ内だけでなく、バドが楽しく出来るよう、さまざまな形で貢献している。素晴しい、頼もしい部員たちだ。
 大会以外の協会全体の行事が少ない中、このような飲み会は他のクラブの人たちとの情報交換の場となる。来年早々、浜松協会婦人部の10周年祝賀会が開かれる。あるクラブではこの祝賀会で、かなり高度、ハイテンションの踊りが披露されるらしい。この”愛見てー”クラブは協会でも選りすぐりの美人お姉さまの集まりだ。スマッシュに次ぎ、才色兼備の持ち主が多い。練習も熱心で、元ヨネックス実業団一員のY山さんを講師として招いている。Y山さんは浜松婦人部の中心的指導者である。練習は厳しい。高度な技術練習のため、”愛見てー”部員達はなかなか身につかず、時間とともに元気が無くなっていく。思うように行かない練習が終わり、祝賀会で披露するダンス練習の時間になると、とたんに元気になり、嬉々として身のこなしが軽やかになるみたいだ。面白おかしくお話を聞いた。あちこちのクラブで、バドばかりでなく、交流にも力を入れている。ことあるにつれ、乾杯の音頭やどっと笑いが続く。
 「エー皆さん!今日はご参加ありがとうございました。浜松協会のさならる発展を祈りまして一本締めお願いします。ヨ〜 !」 忘年会発案者のH谷さんの音頭で、元気よく、意気新たに締めた。時間をオーバーしてしまったため、店内で出来なかったビンゴを店前で行い、散会となった。スマッシュ部員は帰路、2次会コース”かるど”に立ち寄り、今年最後の年忘れをした。
 勿論酒木さんは愛する旦那様、エージ君タクシーで、ご機嫌のご帰還であった。愛のおすそ分けでブンブン、アーニーも同乗させていただいた。いつも部員達がお世話になっております。心をこめて! m(_ _)m
 

2004年

1月11日(日)         浜松サブアリーナ
 「旧年中はお世話になりました。今年もよろしくお願いしま〜す。」
笑顔で他のチームの方と新年の挨拶をかわす。目は光っている。
 今年初めての大会が浜松サブアリーナで行われた。楽しいミックス大会だった。スマッシュからは1部2チーム、2部2チーム、3部2チーム、他クラブの女子にご協力をいただき1部1チームの計7チームが参加した。ベスト8には4チームが進出した。スマッシュとしては好成績だった。浜松大会としては参加58と普段に比べ、少ないチーム数だった。全体の参加チーム数が少なかったため、試合が順調に進んだ。部員達は線審した後すぐ試合にと、コンデションの調整はかえって難しいものとなった。クラブでも期待をされながら負けたチーム、無欲の勝ち上がりチーム、それぞれ一日バドを楽しんだ。
 スマッシュは、大会参加になると、仲間内でまとまる。多くの部員は”勝ち負け”だけにこだわってはいない。出来うるかぎり、部内でチームを編成している。下部の部員が上部にエントリーすることも多い。で、そんなチームはほとんど一回戦で敗退してしまう。浜松協会の指導者の立場からすれば、「バド競技の水準をさげちゃうじゃん」なんて、お小言を頂きそうだ。が、「大会に出たいなあ」なんて部員がいれば、とにかくエントリーし、大会に参加する。勝つことも大切だが、クラブの仲間の和も大切だ。で、あたしもずいぶん助けられている。望みも小さい。「次のゲームは6点取ろうね」なんてことになってしまう。よく”一人の百歩より、百人の一歩”なんて聞くが、スマッシュは地でいっている。
 今回は、負けてばかりいられなかった。浜松アリーナに来たのは大会参加のほか、浜松体育館の関係者の方にお会いしたかったのだ。スマッシュには、多くの人に知られてはいない、浜北市総合体育館の”ライン・ポイント問題”がある。体育館でありながら、バドミントンばかりでなく、いろんなスポーツのラインを測りだしをしないとコートが作れないことだ。これを何とかしようと、近隣の市の体育館の実情調査をしたかったのだ。部長と浜松アリーナの館長さんにお会いした。”お願い”と”回答書”をお渡しし、後ほど返送してもらう約束をしてきた。応対していただいた職員の方、館長さんに浜北新体育館の実情もお話しした。ラインの状況が分かりますよと、浜松アリーナのパンフレットを持っていくようにいわれた。近年建てられる新体育館では、気軽にスポーツが出来るよう建てられており、ポイントやラインがあるほうが普通なのかも知れない。これから時間の許す範囲で少しずつ”ライン・ポイント問題”を解決すべく、前に進めていきたい。
1月15日(木)      楼蘭          
セレブの”お正月お食事会”が”楼蘭”で行われた。みたい。セレブたちは食事会を楽しみにいている。今回も9名のセレブが参集した。当日、勤めの人は風邪ひきになってしまう。で、欠勤する。時間が近づくと”体調”が崩れる。で、早引きをする。職場を出たとたん、思わず頬が緩み、舌ベロを出す。かな。元気がいい。毎回毎回、万障繰り合わせて参加しているのだ。普段バド練習では、練習に一生懸命のため、お話は出来ない。こういう場を利用し、一気にたまったものを出している。みたいだ。勿論、おなかに入れられるものはすべて詰め込む。こうしてセレブの体内バランスが保たれる。今回、独身セレブのさっとんが初参加した。さっとんは若いので急に体調を崩すことは無い。今日はお休みだった。人生の先輩方の有難い教えをよく聞いている姿がソーゾウできる。さっとんの成長が心配だ。が、凄く楽しみ。”立派な”セレブに育って欲しい。
 油断大敵!最近セレブたちは油断をしない。これだけのメンバーが揃えば、必ず誰かが、何かをしでかし、クラブの話題に事欠かなくなる。残念なことに、今回のお食事会では”な〜ん”にも無かったみたいだ。浜松混合団体戦、浜北交流混合団体戦を控え、気合が入っているのだろう。大会が楽しみになる。
 スマッシュセレブの話題は、バド練習の後、懸命に子作りに励んだ二人の妊婦に集まる。女性バドラーは大変だ。どうしても長期間バドの練習から離れなくてはならなくなるのだ。出産後も暫くは練習から遠ざかる。が、中には出産後、直ぐに練習に参加する強者もいる。う〜ん。スマッシュにはそんな人が多い気がする。家庭の円満かつバドを両立させてしまうのだ。人間の生きる期間は限られている。その何十年の間、周りの方達と楽しみを持ち、仲良く、悔いの残らないよう生きたほうがいい。スマッシュセレブたちは尊敬に値する。セレブたちも、もっともっと何かをしでかしたほうが、より人間らしくなり、クラブの話題にもなるのだ。周りのものを楽しませて欲しい。あはは。
 何時間も歓談した後、セレブたちは散会するため”お人やか”にお別れの挨拶をしていた。
 「ガチャ〜ン」  店の前で交通事故があったみたいだ。
 どどどどっ!!  ナリフリ構わず、セレブたちは野次馬に早代わりした。今までのお上品な振る舞いは一気に崩れた。やっぱりスマッシュセレブは部員の期待を裏切らない。楽しい人たちだ。とほほ。 
2月21日(土)       炉辺焼 与一
 恒例の2・3月のお誕生会が”与一”で行われた。今回のお誕生会では、3月に都心に赴任することになった山奥夫妻の送別会を兼ねて行われた。この宴会には新入部員が全員出席したため、新人歓迎会も兼ねて、という意見もあったが、即時撤回させられた。新人歓迎会は後日、改めてすることになった。
 「ユリチンだ〜っ!!」
少し遅れてユリチンが登場した。スマッシュ部員は一斉にユリチンに注目する。ユリチンは入部間もない新人だ。美人でしかも可愛い。性格も明るく、活発だ。新人歓迎会が後日行われるようになったのも頷ける。
 殿方ご乱行!!ユリチンには、マネージャーりかぴょんがついている。今回の宴では、りかぴょんが欠席していた。マネージャーがいないのを尻目に、フリーパスでユリチンに近づく。
 「ユリチン、ぼぼ、ぼくっ、彼女いませんです。」アーニーが緩んでしまった。アーニー、後ろを向いて小声でなんか言っていた。「妻と子はひとりずつですぅ。」
 あっちの席では、ユリチンが先輩女子にお披露目のお酌をしている隙を狙って、ユリチンの使った箸を、大事そうに懐に入れているラッキーマンがいた。酒中酔也だ。あの真面目な酒中まで狂ってしまっていたのだ。宴を終わるころにはユリチンのメルアドは男子諸君にはすっかり知れ渡ってしまっていたのだ。ユリチンの周りでは携帯写真の撮り合いオンパレードだった。
 宴会初登場!ニックネーム”ノンベ"はノンベーにもかかわらず、はじめて宴会に参加していた。ホント飲兵衛だ。かなり強い、しかも楽しく飲んでいた。そういえば、ヌービーも初めてだったかなあ?
 都心に赴く、山奥夫妻には多くの思い出がある。ヒロpaの車に乗せてもらったことがある。ヒロpa、まだ馴れ初めしエッちゃんのお家に近づいたとたん、ヒロpaのカーナビが突然ワンワンニャンニャン吠え出したあの”ワンニャン事件”も懐かしい。エッちゃんは優しい。で、バンビのように可愛い。何年か前のある夏の日、我が家の垣根刈りをしていた。エッちゃんは目と鼻の先の幼稚園に通っていた。汗ダラダラで作業をしていると、後ろから「ごっ苦労さん。」と声をかけてきた。手には、冷たいお茶が用意されていた。夏休みの幼稚園の先生は暇だ。下世話な立ち話をした。あたしは声をかけられる前、”電気虫”毛虫にあっちこっち刺され、痒みがはしっていたのだ。早く家に帰り、治療をしたい。でもいつまでもお話しが切れない。とうとう30分余りもお話をしてしまった。丁重なお礼と別れの挨拶をし、走って自宅に帰った。鏡を見てびっくり。顔から首、両腕が真っ赤に腫れあがり、その後、何日か痒みと痛みに悩まされたのだ。山奥のエッちゃんを見ると、電気虫を思い出し、体中が痒くなる。かな?山奥夫人は都心に移住し、都会婦人となる。もう再び、この地に赴任することは無いみたいだ。スマッシュの標語”いつも明るく元気よく”は山奥婦人のモットーから頂いた。山奥夫妻はスマッシュ部内婚だった。可愛い子を連れこの地を去る。寂しい限りだが、我々にはユリチンがいる。
 
5月23日(日)   グリンアリナ
 第33回浜北オープン大会がグリンアリナで行われた。参加チームは88チームと前回にだいぶ及ばなかったが熱戦が繰り広げられた。参加チームが少なければ少ないなりの盛り沢山の運営が出来る。各部3チームを基本にリーグ戦勝ち抜けトーナメント方式で行った。また、初めて参加者還元として抽選による豪華賞品も用意された。前大会は新体育館で初めての大会であったため想像以上の経費がかかった。今回は大盤振る舞い、参加者の半分の人たちは何らかの品を持ち帰っていった。楽しみの多い大会になった。
 スマッシュの成績は思わしくなかった。運営に、試合参加にとアップもしないで、冷え切った体で試合に臨んでいた。もっぱら接待に励んでいたのだ。
 なんちゃって2部は大会で毎回惨めな思いをする。おまけに、この半年練習は出来なかった。バド命バドラーには申し訳ないが、お仕事の関係で、とてもバドミントンどころではなかったのだ。で、試合にはしっかり狙われる。
 ドテッ! 試合中何やらコートに落っことしてしまった。
 「あ〜っ!腰痛痺れ足のためのホッカイロだ〜っ」 きんのう晩、パンツにくっ付けておいていたのを忘れていたのだ。相手ペアの非情卑劣な集中攻撃にあちこち動きまわされ、挙句の果てに失態を演じてしまったのだ。相手攻撃をかい潜り、ホッカイロを追う。手を伸ばしたところにスマッシュ!何とかレシーブをするが拾えない。次の瞬間拾ったところへドロップ!!。おいおいあんなところでドロップかよお〜 (>_<) バドラーはどんな状態に置かれても予断は禁物だ。線審にもギャラリーにもしっかり見られてしまった。次大会からは持ち物にいっそう用心深くしよう。
 スマッシュバド練習をサボっていた間に随分若い仲間が増えていた。実力も伴っている。仲間が増えるのはいい。市内のあちこちでバドを楽しんでいる人たちの情報も手に入る。今後の浜北バドの大きな力になるかもしれない。
 おちおちはしていられない。来月からは頑張ろう。