5月31日(日) 晴 浜松団体戦春の陣 浜松メインアリーナ
「あれ〜タッキーは?」
「今日は来ませんよ!」
「え〜っ!来てよかった〜」
人数ギリギリ、危うく棄権の羽目に陥るところだった。県スポ混合団体戦が行われた。スマッシュからは4チームが参加。団体名は宮崎駿シリーズ、実力が上位のほうから魅力的な名前がつけられた。”天空の城スマッシュ” ”風の谷のスマッシュ” ”スマッシュの豚”・・・最後が ”崖の上のスマッシュ”。
”崖の上のスマッシュ”で参加した。リーグで戦い、勝ち上がればトーナメント。崖っぷちチームはそこまでの心配はいらない。クラブの部2部Cにエントリーされた。相手2チームは・・強い!チームメートはシオリちゃん、ゆうちゃん、ガミー。お気楽チームだ。9時に開始、第1ゲーム、直ぐにコートに入り、ゲームは簡単に終わる。相手チームの名前もわからない。第2試合がコールされた。お相手は「豊田B」チーム。豊田クラブはこの一年間で部員数がかなり増えたそうだ。スマッシュと同じ4・50人いる。スマッシュで人気の「ビューティーペア」もいる。このペアは人気ばかりでなくバドが上手い。
「ビューティーペアじゃないですから!」
ガミーはがっかりしたみたいだったが、このペアも可愛いかった。・・・・スマッシュだって可愛い子ばかりだ。隣の芝生は青く見える。
動けない、当たらない。サービスレシーブを空振り。やっぱり第二試合も簡単に終わってしまい、残念な結果になってしまった。試合後の挨拶、相手女子には不甲斐なく申し訳ない気持ちを表すために少し長めの握手をしてあげた。
「今日の試合の進行早いんじゃない?!」 どこかのチームの人が立ち話をしていた。
「すみません!」
通りがかり、小さな声で返事をしておいた。スマッシュチームの応援に専念した。他のチームは善戦健闘している。時間も過ぎ、昼食をロビーでとる。食べていると豊田クラブ、長めの握手の女子が通りかかった。笑顔で声をかけられた。
「先程は・・・・」
「前のシャトル取る姿がカッコよかったですよ!」
「私今年から2部になりました。大変です!」
「お名前は?」
「ナガシオです。」
お友達になった。豊田クラブの人はいい人ばかりだ。豊田男子のサービスに翻弄され続けた。サービスを教わりに行った。丁寧に丁寧に手取り足取り教えてもらった。ちょっとこのサービスを使ってみよう。
大会進行も順調 f(^^; 会場のコートもあいてきた。スマッシュ得意の”反省練習”が始まっていた。あっちのコートこっちのコート、スマッシュのメンバーがあいているコートを利用し練習を続けている。ノディにお付き合いをしてもらった。久々に汗かき練習、長い時間プッシュレシーブをした。だんだんシャトルに慣れてきた。もう少し早めに来て練習すればサービス空振りは防げたかも。
この3日間バド観戦漬け。ジャパンオープンの妄想と耳元ではシャトルインパクト音、床を蹴るシューズの音、バド音だらけ。頭の中が・・・・、とうとうスマッシュチームの最終結果を知ることなく、モリピーの所で開かれた”反省会”にも出られず帰宅した。来週から秋の混合大会のために練習に励もう。
ヨネックスジャパンオープン大会の観戦に行った。今日は準々決勝、注目のイケシオの敗退が報じられたが、日本選手の活躍を見ることが出来た。見慣れない国の選手が来ていた。ベトナムの男子シングルス選手だ。若かりし頃ベトナム戦争があった。農業国ベトナムに言いがかりをつけ巨大な軍事産業を抱えるアメリカが襲いかかった。この戦争によりベトナム国土は荒廃した。焦土作戦により国中におびただしい爆弾を落とし、枯葉剤も撒き散らし食糧生産も出来なくした。アメリカは沖縄から直接ベトナムに爆撃機を送り込んだ。韓国や台湾、タイ、オーストラリアは派兵し、日本の政府も戦争を推し進める役割を担った。その後中国もベトナムに侵攻した。この戦争の前には日本、フランスもベトナムを軍事支配した。ベトナム国民は長い間支配国と闘い、侵攻する国と闘い、国の自由と独立を勝ちとった。戦争での被害者は一般市民だ。死の商人、戦争により大もうけをする産業の一番の被害者になる。大昔からアメリカの国家目標はアジア人をアジア人同士戦わせることだ。戦争準備のための兵器の売れ行きも良くなる。そのためにはあらゆるものを総動員する。マスコミ・ジャーナリズムは一番の働き手になる。国民に緊張と緩和、時々他国の脅威、恐怖心をあおり立てる。時々でいいのだ。しょっちゅうはいかん!効果が半減する。国民はこれで次第に戦争準備にハマることになる。戦争を始める理由は何でもいいのだ!バド国際大会にベトナムの選手が参加出来るようになったことに拍手を送った。たたかいはコートの中だけでいい。世界中の兵器をラケットやシャトルや我々の余暇に変えたいものだ。国際的なバドミントン大会も平和であるからこそ様々な国から参加でき、我々も高い水準のバドミントンを観戦できる。
お茶目な選手たちがいた。はるばるデンマークから来た混合の選手だ。強豪のインドネシア選手に勝つと嬉しさのあまり男子選手が上着を脱ぎ観客に放り投げた。観客は拍手大喝さい。驚嘆プレーの連続、「笑い」のない会場がどっと沸いた。女子選手はもっとお茶目だった。男子選手の様を見たあとコート脇で絶妙なタイミングで上着を脱ぐ恰好をし、観客に期待!?をもせた。そして・・・・両手をすくませて見せた。観客は両選手が姿を隠すまで拍手でこたえた。平和はいい!ユーモアと笑い、スポーツ、人間の文化的な特技を発揮できる。
集まった観衆の期待の星、スエマエの登場!会場は一気に盛り上がった。相手チームは韓国のハ・キム選手。第一試合はシーソーゲーム。マッチポイントを握られ19点まで追い上げたが逃げ切られる。第二ゲーム、序盤はリードするが、17オールで追いつめられると会場の子供たちから自然と「イッポン・コール」。選手達の一挙手一投足での拍手やため息が止み、スエマエを応援する声で会場が一つになった。第3ゲームは力を得たスエマエが一方的なスコアで決勝進出を決めた。勝った瞬間スエマエは会場の観客に丁寧なお辞儀、両手を挙げて観客の応援にこたえていた。
3階の観戦席にいたら、すぐ前に先に決勝進出を決めた中国のマージン・ワンシャオリン選手がスエマエの試合を見に来た。中国語はさっぱり分からないが、前田選手のショートサービスタイミングが取りづらいのか・・・多分!? 手で前田選手のショート・ロングサービスの恰好をしている。子供達5・6人が目ざとくマー・ワン選手を見つけサインのおねだりに来た。明日の下見、マー・ワン選手、スエマエ×キムハ対戦を見たいだろうに快くサインに応じていた。しばらくして、その子供達が引き連れ、20人を超える数に膨れ上がった。マー・ワン選手一大事!すっかり視界を塞がれた。気のいいマー・ワン選手、ひとりひとり丁寧にサインに応じた。子供達、明日の試合準備、偵察を防いだ。
「ヨネックス」もうかうかしてはいられない。ヨネックスの製品を使っている選手が少なくなった。中国選手の御用達「LINING」、韓国、香港、ベトナム、台湾選手御用達「VICTOR」。今までヨネックスを使っていた。経済・生産のグローバル化は国内産業の衰退につながる。かな?
会場にキャンペーンガール「スマッシュクイーン」がいた。バドミントンはしたことがないと言っていた。スマッシュにはバドがこの上なく好きな「クイーン」が沢山いる。
クラブ総会を行った。この一年間何人かの主要な部員が転勤のためクラブを去った。が、それにも増して多くの活発な部員達を迎え、クラブ史上最も多くの部員数になっている。その中で総会が開かれたのだ。人数ばかりでない。この一年間週3回の練習日も何とかやりこなした。クラブ活動、何に対しても前向きな部員が多い。
練習を9時に終える。
「もっとこっちに寄って下さ〜〜い。」
部長マー君の司会で始まった。スマッシュでは会計・企画部・機関紙部・庶務部に分かれ、部員はどれかの部に所属することになっている。入部すれば誰でもクラブの運営に参加し、考え、発言し、力を発揮する場が得られる。部費を払えば上級者、初級者、古参部員、新入部員はみな対等平等。そのようなクラブを目指してきた。
「各部からの報告をお願いします!まずは機関紙部から。」
機関紙部の部長はホーリー。去年入部したばかりだ。先輩の部長が転勤し、当然のごとく部長になった。
「あの〜、ホーリー、出張です。林業のお勉強会とか言ってました。ニコニコしてましたよ。動きあやしげです!」
機関紙副部長トントンが報告することになった。
「毎月機関紙を発行してきました。今年も頑張ります。どんなことでもいいので記事の投稿を・・・・。」
企画部長は前年度に引き続きモーさん。今年度の楽しい企画、バド力増強の練習会、合宿。新たな部員達を迎える体制も出来た。誰でも参加できる有志「○○で一杯!」企画も決まった。庶務副部長しおりちゃんの部員役割分担の報告もされた。
「会計の報告をお願いします。今日の重要課題です。」
会計はタッキー。副部長候補だったらしいが、クラブで最も忙しく、もっとも神経を使い、もっとも事務量の多い「会計」をかって出た。素晴らしい!
「前年度も苦しかったです。台所は火の車。何とかやりくりしています。エクセル管理ですからクラブのお金がなくなったら直ぐに分かります。その時は報告しますので・・・・・。」
月1500円の部費で週3回も練習をしていれば遣り繰りは生易しくはない。部長マー君、副部長ガミーのちょっと恥ずかしい獅子奮迅の活躍も目の当たりにしてきた。
「浜北オープン大会のことですけど・・・・・」
時間もなくなり、暗い体育館前で今後一年の大会開催日の話し合いをすることになった。大会会場確保係前ちゃんは用意周到。
「大会の日がなかなか決まりません。抽選で外れるときが多いです。いつ会場を取るか「案」を考えてきました。4つあります。「決」をとりたいと思います・・・。」
「え〜っ、それってどれをとっても前ちゃんの思いどおり進むってこと〜?f(^^;」
「案」と「決」で部員達の頭と時間の負担を軽くしたかったのだ。案ずるより産むが易し。部員達に相談すればいい知恵が5つも6つも出てくる。部員たちは無能ではないのだ。頭もいいちゃっかり者も多いし、そうでない者はf(^^場を踏みなれている。話し合いで決めることで部員達の力がより発揮できる。容易い「案」と「決」はクラブの分化、劣化に通じる。
「クラブ力ありますよ。バドはともかく・・・・f(^^;。浜松大会の運営の時も助かりました。」
元部長・浜松協会理事、モーリーも感心する。 モーリー担当の浜松大会には部員達も駆けつけ協力を惜しまない。スマッシュは一層の進化をとげている。と思う。部員達はこのクラブを誇りと思ってもいい。
浜松団体戦春の陣が行われた。参加団体は百チームを越した。スマッシュからは6チームが参加し、男子Bチームは優勝、久々にスマッシュチームが賞状賞品を得ることが出来た。男子A・Cチーム、女子A・Bチーム部を維持、男子Dチームは前回同様、浜松協会で最も強くないチームになってしまった。
「あ〜、シャトル忘れた〜」
大会シャトル係は大変、今日のチーム数に一袋足りなかったのだ。急いで自宅に引き返す。シャトルがないと部員達がヒモジイ思いをする。相手チームにおねだりする羽目になる。スマッシュでは練習シャトル係が3人もいる。練習の折、ひとり忘れたり、急なお仕事で来られなくなった時も練習が出来るようそれぞれ役割を果たしているのだ。大会申込係も大変!ちゃんと申込をしていても忘れたんじゃないかと心配になる。係の人のおかげで大会参加や練習が滞りなく出来る。
「大会が始まってしまう〜急がないと〜」
が、お弁当も用意してなかったので時間を割きセブンイレブンに立ち寄る。
「お客さん、ビール当たりました。」
よかった、シャトル忘れたおかげでビールが当たっちゃった!
男子Cチームで参加した。初戦はサムアップCチーム。サムアップCチームの責任者中君がやって来た。
「僕達のチーム、審判できるのは僕だけです。始めに審判しますから後はお願いします!」
丁重にお願いされた。お願いされたブンちゃん、もう何年も大会、練習に参加していない。
「それなら大丈夫!僕、新しいルール知りません!ペアのこの人も目が悪く、審判用紙の小さいマス目苦手みたいです。やっぱり審判できません!それに、僕達のシングル要員はインフレエンザで発熱です。シングル戦は必要ないですから、ハハハ。」
クラブ部員は気の好い人が多い。卒業生トッコちゃんからも美味しい果物の差し入れ、百円饅頭やクッキーが並ぶ。
「この 『名古屋嬢』 どうしたの?」 「オックンのお土産です。オックンはお土産持参だったけど、シングル要員でゲームが出来なかったみたいよ!可愛そうに!」 セレブ達はオックンのことを思いやる。お土産が美味しかった分女性部員達の母性本能をくすぐり、一段と人気が高くなる。
男子5部優勝!部長マー君の音頭で集合写真を撮ることになった。大会毎こんなことしているクラブはない。と思う。
「え〜っ!ここじゃあ写りが悪い!すごい暗いじゃん!」
スマッシュセレブたちは我侭。聞いてあげないとワガママ度があがり、とんでもないことになる。大人数であっちがいい、こっちがいい。ぞろぞろぞろぞろ、とうとう外にまで繰り出した。恥ずかしい。
「アップで撮ってほしいひと〜」
輝かしい光線のもと、セレブたちは誰も手を上げなかった。スマッシュセレブはおひとやかで控えめだ。
合同練習・合宿をすずめのお宿さんと行った。すずめのお宿は居心地がよかった。
今回担当はもーさん。準備は万端!合宿行事のタイムテーブルも作った。持ち物チェックもしっかりとやった。
「なかちゃん、キャンセルで〜す。」
金曜練習、最終チェック。
「忙しいんだねぇ。ピンチヒッターだなぁ!」
朝早くもーさんからお誘いの電話があった。
「すみません!行きたいんですけど・・・仕事が・・・天候不順だし・・・台風も・・・」
義理を欠くことになった。参加したいのは山々、今年の天気はお百姓泣かせ。作物の出来の悪さにやる気のなくなったお仕事。たまには真面目にしないと・・・・
10時浜北区役所集合、意外と駐車場は超満杯、苦労して車に乗り込んだ。みたいだ。はじめの目的地は御前崎。スマッシュの企画は欲張り!!バド合宿にかこつけプチ旅行、なんでも兼ねる。食事会、飲み会まで楽しいことはすべて盛り込む。その点ぬかりはない!御前崎に時間通り到着。美味しい魚料理をみんなでいただく。
「えっ!もう飲むんですか?まっぴるま!」
「えへへ、練習前にちょっとだけ!」
不届き者もいるお茶目な集団になった。
東部体育館に着くとすずめのお宿のメンバーと合流。自己紹介から始まった。スマッシュ、普段はしない大嫌いなノック練習。練習の後はお楽しみ合同飲み会。スマッシュメンバーの合宿目的は苦しいバド練習よりむしろこれ、汗を流した後の楽しい雰囲気にかける部員が多い。
練習、飲み会、楽しいことはわかるのだがなにせ全く無知の世界。いい加減な事を書くわけにはいかない。が・・・・二次会で・・・
「おば・・・おねえさん!ちょっとそれは・・・・」
静岡おでん・・のお店のおねぇ〜さんが向かいのお客の手をつけてないおでんを手なれた手つきでお鍋に突っ込み再び部員のお皿に・・・
「ははは、みてたのぉ〜」
スマッシュメンバー、バドはいまいちなのだが動体視力には自信がつきはじめた。いつも上級者に誤魔化されっぱなし。妙な動きには強くなっている。日頃バドで痛い目にあっていると生活に役立つこともある。
翌朝、眠い目をこすりながらチーム混合団体を作り試合をした。楽しかったのだが・・・機関紙部員にまた悲劇が。部長夫人とんとんが怪我をしてしまった。ナルさんに託し静岡に払ったはずの厄が静岡に行き再び厄を引き入れてしまったのだ。バドラーにとって怪我は大敵。年末忘年会・新人歓迎会では再び厄払いを兼ねることになった・・・・。
浜松シングルス大会が行われた。女子21名、男子69名で計90名の選手が集まった。スマッシュからは11名が参加した。
今日の大会担当は浜松理事、モリピー。大会進行状況の心配やら試合に参加したりで大忙し、間を見ては本部席に行き指示を出している。
「モリピー大変だなぁ〜」
大会に参加した部員達や応援に来た部員がモリピーの心配をする。
「今日の担当クラブは何処〜?」
「SU・・ですよ。ミス浜松が本部席にいますよ!」
「写真撮らせてもらいました。」
これは一大事!と本部席に行ってみた。テレビから出てきたみたい。大体スマッシュ女子と同じレベルぐらい綺麗な人だった。年も大体一緒ぐらいだった。ミス浜松は優しい両手握手で応えてくれた。これからの浜北大会や地方大会への参加が楽しみになる。
男子3部で優勝したアツポンUがやってきた。
「優勝おめでとう!どうだった〜」
「モリピー、がんちゃん、タックンとシングルしたほうが緊張感あります。ははは、それに比べれば・・・・へへへ・・・」
アツポンUはラケットを持ち始め1・2年。有言実行、懸命な努力で2部への昇進を決めた。
ノディも頑張った。が、近年の不摂生がたたり勝ち進むごと体がふらついている。で、ついに息切れ。ベスト4まで勝ち進み同じく昇進する。
「イッポ〜ン!」
サービスごとに気合を入れるとんとん。あれよあれよという間に勝ち進みあと1勝で優勝!までこぎつけた。ワンチャンスをものにし来年度からは待望の2部。頑張り屋のとんとん、昇部した他の者と同様これまで以上の力が必要になる。
お気楽なのは女子2部ひろりん。ベスト4まで勝ち進み賞品賞状を獲得しても来年も2部。
「また3位でした!」
男子1部おっくんもお気楽。これ以上昇部することもない。がんちゃんは優勝した選手と2回戦で当たりあと一歩のところまで追いつめた。大会運営で気疲れのモリピーも2回戦まで勝ち進む。男子3部、部長まーくんもあと一歩でベスト4、来年に期待を持たせた。
男子4部から参加したコーキーはシングル初挑戦!まだまだ経験不足。力強さと柔軟さを覚え来年に挑む。
「1勝したいです!」
大会初勝利が目標の4部しおりちゃんも初めてシングル大会に出場した。敗者復活に回った。試合が始まる前から「ドキドキ」緊張していたが、サービスを重ねるごとにリラックス出来るようになった。次回以降が楽しみになる。
初心者リエちゃんが応援に来た。
「来年出たいです!」
部員たちの活躍に感動したみたいだ。我々初級者は大会に出れば出るほど心臓が丈夫になり、我身の不足を知る。今年、スマッシュは週3回の練習をしている。週3回あれば他のクラブより練習量はかなり増える。その日都合が悪くなっても練習に参加できるチャンスも増える。武者修行と週3回の練習。部員達はこれからも一層バド力を上げる!
10月11日(日) 晴 浜松シングルス大会 浜松サブアリーナ
9月27日(日) 晴 県スポーツフェスティバル混合団体戦 アミュウズ豊田
「もう止めましょうか!焼き鳥」
企画担当係カリスマ理容師は弱気になる。随分前から部員達にメール配信、何度も何度も「焼き鳥」のお知らせをした。期待をさんざん膨らませたのにもかかわらず参加者は集まらないみたいだ。企画といえば30人近く集まっていたのに6名では寂し過ぎる。
「だめっだめっ!中止は!」
弱気のカリスマに企画部長モーさんは叱咤激励。決めたからにはやり遂げなければ。もーさんはいつも冷静。参加人数は問題ではないのだ。たとえ少なくても「スマッシュ内の交流」が大切なのだ。・・・っていうか飲む場が定期的に必要なのだ。
今回の企画は赤提灯、焼き鳥がよく似合うおじさん達が計画した。「焼き鳥」ではいくら魅力的な飲み会でも若者たちにはいまひとつアピールできない。女子セレブにとっても「焼き鳥」居酒屋は似合うはずもない。
「だよねぇ〜 魅惑のディナーパーティーとか 至極の鳥料理ドンキーでのお食事会とか・・・・だったらねぇ!」
「焼き鳥」に参加した。集まったのは12名。余りの少なさに責任を感じる者や「焼き鳥」に抵抗感のある女子セレブ達へのお願いが効いた。みたいだ。まあこれだけあ集まれば話に花が咲く。・・・・・っていうか・・・・・ ほぼカリスマ理容師とセレブ達の独壇場。運ばれた数々のお料理やお酒も入り饒舌になる。カリスマ理容師は言いたい放題。スマッシュのセレブ中のセレブ、社長夫人に向かい
「カズパ、家に帰るの嫌がってるんじゃあ・・・。締め上げきついだら〜?」
新伝説の女王に向っては
「あはは、更年期じゃない?」
見た物聞いたもの、手当たり次第口にでる。セレブ達の顔色が次第に赤みを増している。
「このタレ美味しいなぁ〜。」
セレブ達への暴言の数々にセレブ達の怒りは頂点に達した。
お料理についていたオツユに舌包みをしたカリスマに向かい・・・
「え〜っ!タレ〜・・・・ ドレッシングでしょ!!」
お上品に育ったセレブ達の一斉反撃が始まる。元気いっぱいだったカリスマの口に次第に変化がでてくる。小さい声で世の中細事博学さを披露する。前にあるコーラらしい飲み物の原料がどうたらこうたら・・・
セレブ達はもっと博学。
「そんなこと知ってるわよ!じゃあねぇ、タミフルの原料知ってる?あれは仏様にあげる樒よ!でもね、シキミ食べたってインフルには効かないんだから。毒だし。タミフル樒は広西チワン族自治区
が最高よ!」
そんなことは誰も知らない。カリスマは仕事柄 痴話、世間の噂話は何でも知っている。カリスマのお休みは月・火。練習は来られるがスマッシュ行事にはなかなか参加できない。セレブ達の振る舞いに対しては全くの無知だったのだ。セレブ達に対し優位立つという無謀なことをやってのけようとした。うっかり「タレ発言」したばかりに・・
「お仕事床屋さんだからこれからタレバーバー・・・略して『タレバー』ってことにしましょ!」
時すでに遅し。タレバーは開いた口が閉まらない。セレブたちの実力を知った。唇寒しセレブの前。
隣にいたモーリーにもとばっちり。体温検査って言って次々女子の手を握っていたモーリーに向かい
「モーリーはモリピーにしましょ!」
真面目そうだけど善からぬことをした人には「○○ピー」になっちゃうみたいだ。
セレブ達、ほろ酔い気分、心地よさそうな足取りで会場をあとにした。
何とかして参加してもらったスマッシュセレブ達、飲み放題!赤提灯「焼き鳥」居酒屋が意外とよく似合っている。
9月25日(土) 晴 WBFスーパーシリーズ ヨネックスジャパンオープン大会 東京体育館
このところ一か月雨が降っていない。仕事もひと段落し千葉市で開かれている全日本社会人大会観戦に行って来た。前日、NHKは首都圏で新型インフルエンザにかかる人が多くなっていると放送した。テレビを見るとマスクをした人が半分以上!緊張しながら新幹線に乗り込み上京した。厳重にマスクもした。東京に着くと・・・・・・なんじゃあこれ!マスクなんてしている人えらく少ないじゃん!あの放送はマスクをどこに行っても買えなかった時期、マスコミがこぞって報道した時に撮ったものかも・・・。脅かされてしまった。テレビや新聞報道で市民はいつでもハマる、踊らされる。
機関紙部会が開かれ部員たちに「幡谷好美選手の試合ビデオで撮って幡谷のプレー見せてやるで・・・前大会シングル2位だったから・・・今度は優勝だで・・・。」 見栄を切った!
大会を見に行くのは準決勝・決勝。レベルの高いバドの試合が見られるのだ。会場で幡谷選手を探す。やっと見つけた幡谷選手は観客席をあっちに行ったりこっちに行ったり、顔色も冴えない。やな予感が漂う。予選一回戦から勝ち抜いてきた選手に敗れたみたいだ。残念至極!華やかなプレーを撮ることが出来なかった。前に応援していた東北電力嶋田友紀選手は米倉選手のいた茨城トヨペットに再就職、その後全国大会では名前を見られなくなった。応援する選手が準決勝・決勝まで勝ち進むことは少ない。でも新しく応援したい選手がいた。目の前のコートで一生懸命プレーしている選手を応援したくなってしまう。NTT東京の奥幸那選手!小さい体で動き回り拾いまくっている。幡谷の次は奥選手にしよう!幡谷も応援するぞ!田児も!
コート上では華奢で小さい奥選手!観客席にやって来た。「僕よりずいぶん大きいじゃん!」 でも可愛いくカッコいい。
社会人大会ではケガ人が相次いだ。男子Wトナミの橋本選手は腰を痛め救急車で運ばれた。スエマエの前田選手も試合中腰を痛めた。目の前で3人の選手が倒れた。末綱選手も左膝を痛めアイシングをしながら体育館内で試合前ランニングに励んでいた。前田選手が頑張り抜き、強い精神力で混合ダブルス準優勝・女子ダブルス優勝を果たした。
混合ダブルスでは注目のイケシオが登場した。決勝戦ではヒラマエと対戦。カメラマンも大変。イケシオのチェンジエンドの度に圧倒的な数のカメラが大移動。イケシオを取り囲む。互角の戦いに観客席が拍手、ため息、エール合戦にわいていた。
静岡県出身のサンヨー村松瑞穂選手も元気いっぱいコートを走り回り平山愛選手とともに3位。静岡も捨てたもんじゃない!
観戦中東京のダーリンからメールが入った。
「ジャパンオープンの券、手に入りました。4枚あります。来ませんか?」
月末は部員たちとジャパンオープン観戦だ!
9月22日(火) 曇一時雨 「焼き鳥」 ドンキー
浜松ダブルス大会がグリンアリナで開かれた。参加チームは百チーム余り。スマッシュからは男子6チーム、女子1チームが参加した。
「第一試合ですよ!」
男子3部は4チーム。これを突破すればチームの弾みになる!が、いきなりサービス失敗!ボロッ、ボロッ、ボロボロ。カナフリ、ネット、バックアウト、サイドアウト。ありとあらゆるミスを繰り返す。気持ちの上では力が入っていた。ここで勝ち抜ければ4度目の2部昇進。ひとつの話題、笑い話になる。が、現実は厳しかった。これに動揺したほかの男子3部チームも初戦全て敗戦。敗者復活にかけることになった。敗者復活でも負(ふ)を引きずり勝ち上がるのが容易でなかった。スマッシュ男子3部は口先だけでたよりのない集団、全員で証明してみせた・・・訳ではないかな。男子3部は来週暑さの中で開かれる浜北大会のことで頭が一杯で試合まで頭が回らなかったのだ。多分。
体育館内は熱気、高温で蒸している。並大抵ではない。水分の補給に失敗すれば熱中症の心配もある。敗戦で落ち込み、失意の中水分補給をしに行った。
「久しぶりですねぇ〜」
グリンアリナ建設当時のスポ振課長に呼び止められた。今は体育協会の職員としてグリンアリナ管理に従事している。当時のことを思い出した。何度か体育館に足を運び、スポーツコートラインを「設置しない予定」を交渉し5面だけバドダブルラインを引くようにしてもらった。が、使える換気装置がなく、夏場での使用はエアコンが欠かせない。風に弱い卓球やバドにとってはとりわけ使えない体育館になってしまった。次週の浜北大会が心配の余り当時抱いた質問をいくつかしてみた。差し障りがありお返事をここで書くわけにはいかない。腹が・・横にならない。粘り強い交渉が効いたのか、あちこちから苦情が届いているのか 当初はうるさかった使用注意事項も緩んでいた。館内の熱気をエアコンなしでも下げるお返事をもらった。
元課長との雑談を終え館内に戻る。大会最終試合になったコートをスマッシュの一団が取り囲んでいる。”最下位のチームでも賞品がもらえるの?”セレブ酒木&富巫女チームが頑張っていた。相手北部チームに応援団がいればスマッシュには大応援団がいた。バド技量の不足は一団の熱意と逞しく若々しい精神力で補う。女子1部、老練で経験豊富なペアを相手にセレブ新鮮爽やかペアは2位!リーグ戦で既に1位を決めていたA山さんが試合を見て 「わたし鳥肌がたちました。」 バド復帰本田君も 「家でバドDVD見てるよりスリリング!」 周りの者に大きな感動を与えたみたいだ。 男子1部はさすがだ! スマッシュ希望の星、ケンシロー&マササ は浜松常勝ペアに1ゲームを取り、落ち込んだ3部の部員の元気印になり、チーちゃん&モーリーはベスト4まで上りつめた。次週の浜北大会が心配の余り、部長マー君、ガミー、タッキー、コーキー、チイちゃん、モーリー、シャトルを打ち上げエアコン吹き出し口のチェック、出入り口と通風のチェック。この気配り、この作業でクラブや主催大会が維持されている。
部長マー君が言っていた。 「日曜、雨だといいね!涼しくなるし!」 帰宅して見たら日曜は雨が降る予報だった。
「やっぱり来ましたよ!」
9月4日金曜日、創部以来続いた第一金曜練習が途絶えた。『まつぽっくり』抽選でハズレてしまったのだ。多くの部員がいれば ものともせず練習にやってくる者もいる。ビジターのYさん、サナエちゃん、ナミちゃん、 で、4人もきた。連絡は行き届いていたはずなのに・・・。
豊田町混合大会の応援にも部長マー君夫妻をはじめ何人かやってきた。応援席で「金曜」を話し合った。
「体育館、ずっと空いていましたよ。9時半まで誰一人きませんでした。集まった4人で指をくわえ玄関口で四方山話してました。」
金曜練習日に予約していた団体が来なかったのだ。もったいない!30人近くの部員たちが所狭しと3コートを仲良く分けあい練習に励んでいる。練習の虫が多いのだ。閑散とした体育館は異様に映る。体育館半面が利用されてないのは長年見たことがない。合併前は浜北の団体や個人の人たちが集まり話し合いで練習日を決めていた。市町村合併で他市町村も旧浜松市のシステム『まつぽっくり』に移行した。浜松市民がみな平等均等に体育館を使用できるよう莫大な費用をかけシステムを作り、パソコン抽選という方法を取った。おかげで借りられるかどうかは・・・旧市の指導=同じ場所での定期的な練習は運次第ということになった。『機会均等』、今回のような不具合は仕方がない。・・・・・? 行政者は法律に基づいて様々なお仕事をしている。我々に最も力強い身近な法律はスポーツ振興法。この法律は多くの問題を含みながらも我々スポーツマンf(^^;のよりどころとなっている。同じ法律のもと話し合いから抽選にと極端に変わった。合理的な理由説明も聞きたいものだ。
今日の参加チームはひろりん・ナルさんペア、リエちゃん・アツポンUペア、もーりーペアの3チーム。浜松混合大会に引き続き今回もペアを組んだみたいだ。
「どこが悪かったのかなぁ?」
ナルさんは研究熱心!大会はリーグ戦勝ち上がりトーナメントになっていた。第一試合、ナルさん・ひろりんペアは1部経験者、1部でも活躍していたペアに競り勝った。第二試合に勝てば勝ち上がることができたのだ。ひろりんは人気者!2部男子が少なくなり、本来なら僕ちゃんとペアを組むはず!僕ちゃんはひろりんの2部昇部を知らず、不覚にも3部に降格してしまったのだ。
「ひろりんにいいとこ見せようと頑張り過ぎただらぁ!」
無理もない。ひろりんがペアなら誰でも舞い上がってしまう。実力が発揮できない。リーグ内1勝1敗で並び惜しくも得失点差で敗れた。
アツポンUも頑張っていた。ペアのリエちゃんはラケットを持ち間もない。まだまだ試合慣れもしていない。シャトルにも慣れていないのだ。同じくアツポンUもラケットを持ち間もない。リエちゃんに前をカバーをしてもらい相手女子狙い作戦が功を奏しリーグを勝ち上がった。
「あの娘凄いじゃん!見たことない!」
「愛知から来たみたいよ!」
羽を打つ音が違う。パワー・技が違う。豊田町の大会も4部制でリーグ勝ち上がりトーナメント。実力も幅広いバドラー達がやってくる。誰でも参加できバドの勉強もできる。下級者にとっては気安く参加でき、上級者にとってはさらに高いレベルの者と戦える。レベルアップの機会になるいい大会だ。
「ひろりんの試合が終わっちゃったし、お弁当ないし 帰えろ〜っと・・」
「ヨネックスオープンいつから行きますか?」 与羽娘に呼び止められた。
今まで忙しく練習もままならなかった。加齢とともにバドへの情熱も次第に失せてくる。この際世界大会観戦でも・・・ 「じゃあ今年も行くかぁ 豚・・・感染が心配だけど。]
9月11日(金) 晴 全日本社会人大会 千葉県体育館
6月5日(金) 曇 クラブ総会 浜北体育館
6月14日(日)晴 浜松ダブルス大会 グリンアリナ
6月21日(日) 雨後時々曇 第43回浜北オープンダブルス大会 グリンアリナ
9月6日(日) 晴 豊田町混合大会 アミュウズ豊田
8月22日(土) 晴 機関紙部怪我退散・厄払い・食事会 貴布弥 ひろ竹