10月26日(日)     時々小雨         曲水の宴     万葉の森公園       

 「よか〜、よか〜、朝から飲むタダ酒、ごつよかばい〜。」
タダ酒も上手いが花の舞純米酒だからこそ格別上手い!毎年恒例の花の舞蔵出し開放が開かれた。チーちゃん、ナルさんは火の国熊本出身、九州男子、当然のごとく酒に強い。開会を首を長くして待った甲斐があった。みたいだ。市内バスが遠鉄駅から何度も何度も客を運んでいる。去年は6000人が来た。。今年はそれ以上かも。以前は1300リットルの酒が振舞われた。瓶に詰めれば酒税がかかるが樽から直接つがれたお酒には無税。振舞うのは花の舞酒造の心意気だ!スマッシュから無類の酒好きジジたちが参加した。朝から晩まで飲み続けた。ということにしとこ〜っと。
 スマッシュレディースは高尚な趣味に一日を過ごした。万葉の森、曲水の宴。浜北市民なら一度は体験したい催しだ。万葉の森公園の下に平口お不動様がある。お正月には初詣で賑わう。庭には大きな深山つつじがあり、春には見事に桃色の花が開く、由緒あるお寺のひとつだ。このお寺に祈願すれば大概のことは夢かなう。りかぴょんは伝説がこれ以上増えないよう、万葉の森で失態をしないよういくつもいくつもお不動様に祈願した。
 「どうか築山で足を滑らせ、尻餅を搗きませんように・・・・」
 「どうか足を痺らせ、挙句の果て池の中にはまり込みませんように・・・・」
 「どうか女官服の裾を踏み、転びませんように・・・・」
 「どうか、どうか・・・」
祈願が多すぎ、そのお陰で会場に着くのがすこし遅れた。その遅れが・・・・。
 「すみません、女官の簪無くなりました。このティアラでなんとか・・・・」
簪がひとつ足りなかったみたいだ。りかちゃん、ティアラを冠する事になってしまった。
 「え〜っ!そんなぁ〜」 他の女官は簪が良く似合って美しさをかもしだしている。
 「何であたしだけがティアラなのぉ〜、大和の国、平安朝なのに・・・」
ここは万葉の森、他の女官達に比べどう見ても異質なことになっている。観客も多い。周りのものは心配する。が、あんずることは無かった。誰も気づくものはいなかったし、スマッシュで何度も伝説を繰り返し、場を踏み、部員達によって鍛えられている。心臓も頑丈になった!祈願の甲斐もあった。威風堂々。女官服の裾も踏まず、築山を越え、観客に背を向け着座した。格好良かった。ここならティアラだってみんなから見えない。痺れを切らせば大き目の女官服の裾の中で上手にあんよを組み替えた。ちょっとぐらいの粗相はもう平気!美しいティアラの姫と化したりかぴょんは 『 いつも明るく元気良く! 』 をモットーにしている。
 「万葉の 不動祈願の 甲斐なくて ティアラを冠し 萩の花散る」
 「築山を 木靴で越えん たどたどし 秋風寒し 曲水の宴」
あ〜あ、よかった。他には何事も無く曲水の宴を終えた。
 ティアラ姫、「来年は男子だって武官で出るだねねぇ!」
とばっちりが来てしまった。 僕達、『羅生門』 が良く似合うのに!とほほ!